2020年5月アーカイブ

NPO法人がんと共に生きる会 顧問 平岩 正樹医師による新型コロナウイルス感染症に関するコラムをご紹介します。

新型コロナウイルスPCR検査について(2020/03/01)
新型コロナの診断はベイズに聴け(2020/05/24)
過去に追いつく(2020/11/21)
史上最悪の感染症(2021/06/28)

NPO法人がんと共に生きる会 ホームページよりご覧ください。

新型コロナウイルスに感染した場合、がんの治療を受け免疫が低下した人は重症化する傾向があるといわれている。米国では、がん患者への対応をどう実施しているのか。同国を代表するがん専門病院「MDアンダーソンがんセンター」(テキサス州ヒューストン)での勤務経験があり、現地でがん医療のコンサルタント会社を運営している上野美和さんに聞いた。(編集委員 北村理)
2020年5月29日 産経新聞

健康教室 がんを知る「がん患者とコロナ」
新型コロナウイルスの感染で、治療により免疫が低下したがん患者は重症化するのではないかと心配の声が上がっています。今回は、大阪国際がんセンター呼吸器内科の熊谷融主任部長に回答をお願いしました。ⓒ2020産経新聞社

がん患者の新型コロナウイルス感染対策 「感染避けつつ、治療を受けてほしい」熊谷融・大阪国際がんセンター呼吸器内科主任部長
 yahooニュース(産経新聞) 20/05/31
  新型コロナウイルスの感染で、治療により免疫が低下したがん患者は重症化するのではないかと心配の声が上がっています。大阪国際がんセンター呼吸器内科の熊谷融(くまがいとおる)主任部長に回答をお願いしました。(編集委員 北村理)
  https://news.yahoo.co.jp/articles/7bb94d4deaf4afa68f8593fd15fcf272a1b972df

「PCR検査なしで退院可能」としても本当に安全か
 yahooニュース 20/05/30
5月29日、加藤 厚生労働大臣より新型コロナ患者がPCR検査なしでも退院できる新たな基準を示しました。

新たな基準では原則、発症から14日間が経過し、かつ症状が軽快してから72時間経過すれば、PCR検査なしで退院できる。自宅・宿泊療養の解除基準についてもこれに準じる。発症から10日たたずに症状が軽快した場合は従来通り、2回続けて検査で陰性確認できれば退院可能とした。
 出典:PCR検査なしでも退院可能に 厚労相が新たな退院基準
     
 これまでの基準では症状が軽快してから24時間が経過してから、2回のPCR検査の陰性を確認してからでないと退院できませんでした。
 それが、発症から14日経って症状が軽快していればPCR検査をせずに退院可能となったわけです。
  https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200530-00181087/


コロナ治療に回復患者の血液成分 ルーツは北里柴三郎
 朝日新聞 apital 20/05/31
 新型コロナウイルス感染症の治療に、回復した患者の血液成分を使う手法が試みられている。その源流は、明治から大正時代にかけて活躍した医学者、北里柴三郎だ。効果が確実な薬やワクチンが定まっていないなか、多くの患者を救う治療の決め手となるのか。
 https://digital.asahi.com/articles/ASN5Y5TH6N5WPLZU004.html?iref=pc_ss_date

原発不明がんに免疫治療薬有効 オプジーボ、近畿大チーム初確認
 東京新聞 20/05/31
 転移した状態で見つかり、最初にできた臓器が分からない「原発不明がん」患者に、がん免疫治療薬「オプジーボ」が有効だと初めて医師主導治験で示したと、近畿大の林秀敏講師(腫瘍内科学)らのチームが31日、米臨床腫瘍学会のシンポジウムで発表した。
 既に抗がん剤による治療歴がある患者45人に投与すると、10人(22%)でがんの面積が半分以下になった。
   https://www.tokyo-np.co.jp/article/32297?rct=national
「消毒剤噴霧」「空間除菌」の効果は証明されておらず、人体に有害な可能性あり
    yahooニュース 20/05/30
 緊急事態宣言が解除され「新しい生活様式」に基づいた感染対策が奨励されています。
 新型コロナウイルス感染症は新しい感染症であり、これまでの感染対策の常識が通用しない(発症前から感染性がある、など)部分があるため、みんなが模索しながら感染対策を進めているところです。
 しかし、そんな弱みにつけ込んでか、本当に善意でやっているのか分かりませんが、消毒薬を噴霧する機器を飲食店や学校・美容院に置くようにすすめる訪問販売・通信販売があるようで、医療機関にも営業に来ているようです。
 https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200530-00180432/

5月31日 2020年世界禁煙デーについて
  厚生労働省
世界禁煙デー及び禁煙週間を迎えるにあたり、喫煙や受動喫煙による健康への影響から人々を守ることに役立てていただく、特設Webコンテンツを公開しました。
本コンテンツでは、今年度のスマート・ライフ・プロジェクト オフィシャルアンバサダーの仲間由紀恵さん、オフィシャルサポーターの宇賀なつみさんの就任の挨拶及び禁煙に関するメッセージ動画を特別公開し、全国の皆さんに健康づくりや禁煙に関するメッセージをお届けします。更に「宇賀なつみさんが専門家に聞きました!たばこと禁煙にまつわるQ&A」、専門家によるたばこに関する記事「2020年に考えたい「喫煙と健康」禁煙して心身の健康を取り戻そう」も掲載しています。

■URL:http://www.smartlife.go.jp/fctc/ (「スマート・ライフ・プロジェクト」公式サイト内)
新型コロナ感染のピークは4月1日頃。専門家会議
  ImpressWatch 20/05/30
 政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は、5月29日付けの「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」を公表した。国内の約2カ月間の感染状況と対策の効果などを振り返り、検査体制や医療体制の強化を提言している。
 4月7日に発せられた緊急事態宣言は、全国で5月25日に解除。日本の対策は、「欧米の先進諸国と比較して、感染者数の増加を抑制し、死亡者数や重症者数を減らすという観点から一定の成果があった」とする。
  https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1255872.html

がん患者、コロナによる死亡率は2倍以上 研究
    AFP 20/05/29
 がん患者の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡率が非がん患者の2倍以上であることが、28日に発表された大規模研究で明らかにされた。
 英医学誌ランセット(The Lancet)に発表されたこの研究は、米国、カナダ、スペインの患者900人以上を調査。がんが進行しているほど新型ウイルスによる死亡率が増加することが明らかになった。
 日常生活能力が低下したがん患者は、より日常生活能力が高い患者よりもリスクが高かった。
 論文の著者らは、新型コロナウイルス感染症と診断されてから30日以内の、全死因での死亡数を調べた。
    https://www.afpbb.com/articles/-/3285488

門家会議、検査・医療体制強化で提言
 TBSNEWS 20/05/30
 新型コロナウイルス対策を話し合う政府の専門家会議は、再流行のリスクに備え、検査や医療体制の強化などについて新たな提言を行いました。
 「感染状況が落ち着いている今こそ、今後の新たな感染拡大に備えて検査体制、クラスター対策、医療提供体制の強化、治療法、治療薬などの確定に全力で取り組むべき」(専門家会議 尾身茂副座長)

厚生労働省「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年5月29日)
 厚生労働省 20/05/30  


(新型コロナ)感染「第2波」どう備える 下水道のウイルス調査、素早く覚知
 朝日新聞 20/05/29
 新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、緊急事態宣言が解除された。オーバーシュート(爆発的な患者の増加)も医療崩壊も起こらず、私たちは何とか第1波を乗り切った。だが油断をすれば、「第2波」はすぐ来るかもしれない。感染力が強いこのウイルスと、どう向き合うべきなのか。
 日本や中国、韓国、欧州の多くの国では、散発的な感染者集団(クラスター)は出ているものの、ピーク時に比べると感染者は減りつつある。しかし世界保健機関(WHO)は25日、こうした国々で性急に感染拡大防止策を解除すれば、直ちに第2のピークが訪れると警鐘を鳴らした。
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14493358.html?iref=pc_ss_date


随時更新中:COVID-19関連論文まとめ
 日経メディカル 20/05/29
 日経メディカルOnlineで紹介した論文をまとめて読めるように一覧にしました。今後も新たな論文が追加されたら随時更新していきます。●で示した物は日本語の論文紹介へ、■で示した物は英語の論文へリンクしています。
COVID-19患者への抗凝固療法アルゴリズム
Global Health & Medicine(2020年5月15日)
BCGのCOVID-19予防効果は見られず
JAMA(2020年5月13日)





 
ワイドショー「アビガン激推し」への強烈な違和感 "イレッサ薬害事件"の教訓は忘れられたのか?
 文春オンライン 20/05/29
 安倍晋三首相が「今月(5月)中の承認をめざす」としていた抗ウイルス薬「アビガン(一般名・ファビピラビル)」ですが、日本医師会が同月18日に、「科学を軽視した判断は最終的に国民にとって害悪」だとして、適切な臨床試験を経た承認手続きを求める声明を発表し、結局、5月中の承認は見送られました。

※日本医師会新型コロナウイルス感染症(COVID-19)有識者会議
 5月18日までに「新型コロナウィルス感染パンデミック時における治療薬開発についての緊急提言」を発表。治療薬の拙速な承認がされないよう警鐘を鳴らした。
 BUSINESS INSIDER 20/05/19
 
「次亜塩素酸水」現時点では有効性は確認されず NITEが公表
 NHKニュース 20/05/29
 NITE=製品評価技術基盤機構は新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている「次亜塩素酸水」について、現時点では有効性は確認されていないとする中間結果を公表しました。NITEでは噴霧での使用は安全性について科学的な根拠が示されていないなどとして控えるよう呼びかけています。
 NITEなどはアルコール消毒液に代わる新型コロナウイルスの消毒方法の検証を進めていて、29日「次亜塩素酸水」についての中間結果を公表しました。
 検証では、2つの研究機関で▽酸性度や▽塩素の濃度が異なる次亜塩素酸水が新型コロナウイルスの消毒に有効かどうかを試験しました。(略)
 NITEは「加湿器などで噴霧することやスプレーボトルなどで手や指、皮膚に使用することは安全性についての科学的な根拠が示されておらず控えてほしい」と呼びかけています。
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200529/k10012450841000.html
新型コロナウイルスに、次世代スパコン「富岳」が挑む
 FUJITSU JOURNAL 20/05/28
  2019年末頃に世界で初めて患者が確認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界中に拡散し依然として猛威を振るっています。2020年4月末時点で世界の感染者は319万人を超え、22万人以上の死者が出ています。日本でも感染者数が増えたことから、緊急事態宣言が発令されて国民の生活や経済活動に多大な影響が出ています。(略)
 新型コロナウイルス感染症への有効な対策を打ち出すため、官民学が一体となった研究開発プロジェクトが多く立ち上がっています。そこで重要な役割を担っているのが、最先端のICTです。
 理化学研究所(理研)は2020年4月、文部科学省と連携し、新型コロナウイルスの対策に貢献する研究開発にスーパーコンピュータ(スパコン)「富岳(ふがく)」の利用を開始することを発表しました。
 https://blog.global.fujitsu.com/jp/2020-05-28/01/

がん患者・家族向け冊子『もっと知ってほしいすい臓がんのこと』改訂 すい臓がん啓発バッジ 販売開始
 jiji.com 20/05/28
 特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン(以下、CNJ)は、すい臓がんについて科学的根拠に基づいた正しい情報を提供することを目的として、株式会社毎日放送、セコム損害保険株式会社の協力のもと、冊子『もっと知ってほしい すい臓がんのこと』を作成しており、この度、日本セルヴィエ株式会社の協賛のもと最新の診療ガイドラインに合わせ、内容を改訂しました。
  https://www.jiji.com/jc/article?k=000000038.000025644&g=prt

がん診断直後の時期の自殺対策が急務
  国立がん研究センターが手引き公開
    CBnews 20/05/27
  国立がん研究センターはこのほど、「がん医療における自殺対策の手引き(2019年度版)」を公開した。がん患者では「がん診断直後から6ヶ月以内」の自殺の危険性が最も高いことなどを挙げ、「診断直後の時期の自殺対策が急務である」としている。【新井哉】
  https://www.cbnews.jp/news/entry/20200527184207

製品評価技術基盤機構、洗剤がウイルス除去に有効-新型コロナの消毒法検証
 
医療ニュース 20/05/27



  (NITE)は22日、市販の浴室用洗剤に含まれるアルキルグリコシドなど5種類の界面活性剤について、新型コロナウイルスの除去に有効との評価結果を公表した。アルコール以外の消毒方法を確保するため、11種類の界面活性剤の有効性を国立感染症研究所などで検証。これら5種類のうち、一定以上の濃度を持つものがウイルス量を99.99%以上減少させたことを確認した。その他の界面活性剤についても、引き続き有効性を検証する方針である。

 NITEは、家庭や職場でアルコール以外の消毒方法を増やすため、1日から感染研と北里大学大村智記念研究所で新型コロナウイルスを用いて、11種類を対象にウイルス除去に有効かどうか検証していた。

 http://www.qlifepro.com/news/20200527/nite.html

アビガン中間報告、有効性は慎重に解釈必要
  尿酸値上昇や肝障害などの副作用目立つ
  メディカルトリュビューン 20/05/27
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療候補薬として有望視されている抗ウイルス薬ファビピラビル(商品名アビガン)について、藤田医科大学は昨日(5月26日)、COVID-19患者に対する観察研究の中間報告を日本感染症学会の公式サイトで発表した。投与開始から14日目に軽症患者の88%、中等症患者の85%で改善が見られた一方で、重症患者では60%にとどまった。転帰入力時点での死亡率は重症例では32%に上り、高齢者で顕著に高かった。COVID-19は8割以上が軽症で自然軽快する例も多いため、同薬の有効性について「慎重に結果を解釈する必要がある」と結論している。また、副作用としては尿酸値上昇・高尿酸血症や肝障害といった既知のものが多く見られた。なお、ファビピラビルは今月中の承認を目指していたが、加藤勝信厚生労働大臣は臨床研究や治験を継続する方針を示しており、承認は6月以降にずれ込む見通しだ。

  https://medical-tribune.co.jp/news/2020/0527530407/
福島の病院、次世代がん治療開始 中性子線照射、薬事承認以降初
    東京新聞 20/05/26
 福島県郡山市で病院を経営する南東北グループは26日、「次世代の放射線がん治療法」として注目されるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)による治療を、咽頭がんを再発した50代男性患者に対して始めたと発表した。グループによると、国内では一部の大学で臨床試験が行われてきたが、3月の薬事承認以降、初めての治療。
 治療は6月から公的医療保険も適用される見通し。BNCTは、がん細胞に集まりやすいホウ素の性質を利用。ホウ素化合物を患者に投与して中性子線を照射すると、がん細胞に取り込まれたホウ素原子が核反応を起こし、がん細胞を破壊する。
  https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020052601002199.html

   ※南東北BNCT研究センター
     http://southerntohoku-bnct.com/

トンデモ本のように怪しげなタイトルですが、あえて"最高のがん治療"としました
    オンコロ 20/05/26
 2018年厚生労働省が医療広告のガイドライン改定を行い、メディアではエビデンスの乏しい治療法を摘発するニュースの頻度が増えるなど、この数年で医療情報を取り巻く環境が変わってきています。しかし一方でAmazonのがん関連の書籍のランキングを見ると、不確かな治療を紹介する本がトップ10に多数ランクインしています。
 普段の診療の傍ら、講演やインターネット上でがんのインチキ療法について警鐘を鳴らす、日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 教授 勝俣 範之先生が4月に共著「世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療」を出版されました。
  https://oncolo.jp/feature/20200526t

緊急事態宣言解除 これからも気をつけるべきこと
    yahooニュース 20/05/26
 5月25日、全国で緊急事態宣言が解除されました。
 日本にとっての新型コロナ第一波が去ろうとしています。
 決して少なくない犠牲者を出してしまいましたが、欧米に比べると感染者、死亡者ともにはるかに少ないままで乗り切ることができそうな見通しです。
 旅行ができない、外食ができない、などいろいろと生活に制限がありストレスフルな生活だったと思いますが、新型コロナの流行を抑えることができたのは間違いなく日本に住む皆さんのこの2ヶ月弱の努力の賜物です。
    ・世界ではまだまだ新型コロナの症例の増加は減少に転じていません
    ・政府は「新しい生活様式」として、今後の生活についての実践例を示しています
    ・東京都は「新しい日常」
    ・3密、クラスター例から学ぶ
    ・マスクの活用と注意点

  https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200526-00179533/
新型コロナ検査(PCR検査)に関し、検査手法をさらに明確化―厚労省
 Gen Med 20/05/25

(略)
新型コロナウイルス感染者の鑑別に関しては、 3月6日に「PCR検査」(核酸検査)が、5月13日に「抗原検査」が保険適用されています。

前者のPCR検査に関連して、厚労省は5月21日に事務連絡「疑義解釈資料の送付について(その13)」を発出。新型コロナウイルスのPCR検査「SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)核酸検出」を実施する際に用いるものに関して、「体外診断用医薬品のうち、使用目的・効果としてSARS-CoV-2の検出(新型コロナウイルス(COVID-19)の診断または診断の補助)を目的として薬事承認・認証を得ているもの」として、5月21日付で薬事承認された「MEBRIGHT SARS-CoV-2キット」が、同日から保険適用されていることを明確にしています(厚労省のサイトはこちら)。

  https://gemmed.ghc-j.com/?p=34096

「がん罹患者にかかわる方必携 『寄り添い方』ハンドブック」完成品無料配布のご案内
  一般社団法人がんチャレンジャーのプレスリリース 20/05/25
 一般社団法人がんチャレンジャー(所在地:千葉県柏市、代表理事:花木裕介)は、この度、クラウドファンディングを活用したハンドブック完成を記念し、2020年5月25日(月)より、先着による完成品無料配布企画を実施いたします。
 一般社団法人がんチャレンジャーとは
「がんという病気に挑戦する方や、がんに罹患しながらも人生の挑戦を諦めない方を後押しするため、『人が人に寄り添う社会づくり』に貢献していく」をミッションに立ち上がった一般社団法人です。その最初の事業として、クラウドファンディングで資金を募り、ハンドブックを作成しました。  
  http://pressrelease-zero.jp/archives/155109

【新型コロナ】抗マラリア薬で死亡リスク上昇か-ワクチン候補に進展
  Bloomberg New 20/05/23
 トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染症(COVID19)の治療薬として推奨している抗マラリア薬の「ヒドロキシクロロキン」と「クロロキン」は、死亡と心臓疾患のリスク上昇に関連していることが研究結果で明らかになった。ニューヨーク州ではロングアイランドやウエストチェスターを含む2地域が新たに再開基準を満たし、週明けにも活動再開が可能だとクオモ知事が述べた。
 英国のオックスフォード大学と製薬会社アストラゼネカは、COVID19予防ワクチン候補の後期臨床試験を実施するため、1万人余りの被験者の募集を開始した。両者のワクチン候補は、世界で最も実用化に近づいている1つとみられる。

  https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-22/QAQPCJT0G1KW01
「"クラスター"墨東病院が再開 紫外線照射装置など導入」
  FNN[PRIME 20/05/23 
  43人が感染するなど、新型コロナウイルスのクラスターが発生した都立墨東病院が、院内感染の収束を受け、20日から外来診療を再開した。
 再開にあたっては、最新機器を導入するなど、感染予防対策を行っている。


大阪モデルの基準一部変更 休業再要請指標 本来「黄信号」も条件緩和
  毎日新聞 20/05/23
 大阪府は23日、新型コロナウイルス対策で再び休業を要請する際の独自基準「大阪モデル」について、基準を一部変更した。24日に感染経路不明者数がゼロでも基準の一つを上回ることが確定し、本来は注意喚起を呼びかけるルールだった。しかし、府は「感染状況が落ち着いており実態に合っていない」として、急きょ基準変更に踏み切った。

   https://mainichi.jp/articles/20200523/k00/00m/040/251000c?mode=print
小児がん患者も迅速に「適応外の分子標的薬」にアクセスできる環境を整備―患者申出療養評価会議(2)
 Gen Med 20/05/22
  5月21日に「患者申出療養評価会議」がオンライン形式で開催されました。

9番目の患者申出療養として、希少がんの1つである「乳房外パジェット病」患者に対するトラスツズマブ エムタンシン(販売名:カドサイラ点滴静注用)静脈内投与療法を認めたほか、▼小児がん患者が、迅速に最適な抗がん剤にアクセスできる環境の整備▼早期乳がん患者へのラジオ波熱焼灼療法の継続―などに関する議論が行われました。 

  https://gemmed.ghc-j.com/?p=34086

  乳房外パジェットへのカドサイラ投与、9番目の患者申出療養として導入―患者申出療養評価会議(1)
 Gen Med 20/05/22 
  9番目の患者申出療養として、HER2陽性の手術不能または再発の乳房外パジェット病患者に対する「トラスツズマブ エムタンシン(販売名:カドサイラ点滴静注用)静脈内投与療法」を認め、保険診療と保険外診療との併用を可能とする―。

 7番目の患者申出療養である「早期乳がん患者へのラジオ波熱焼灼療法」について継続実施を認めるが、再発状況などの報告を求めることとする―。 
    https://gemmed.ghc-j.com/?p=34078

 ※厚労省 第21回患者申出療養評価会議 議事次第(配布資料)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000203222_00008.html


コロナ重症化招く「免疫の暴走」 抑制期待の治療薬は?
 朝日新聞 20/05/22
 新型コロナウイルスがひきおこす重い肺炎の治療薬候補のひとつに、免疫を抑える薬が注目されている。本来は体を病気から守る免疫を抑えてしまうと、ウイルスが増えるおそれがあり、通常は使われない。常識と違う使われ方をするのは、新型コロナの重症化の原因に、免疫が暴走する「サイトカインストーム」が指摘されているからだ。どういうしくみなのか。
 新型コロナに感染した患者の診療にあたる、大阪はびきの医療センターの田中敏郎副院長は「急速に全身状態が悪化して、人工呼吸器が必要になる患者がいる」と話す。
 こうした急速な重症化の原因とみられるのが、サイトカインストームだ。2003年に中国などで流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)などでも影響が報告された。
  https://digital.asahi.com/articles/ASN5Q4GJ2N5FPLBJ001.html

簡易フェイスシールドの作り方」

新型コロナウイルスへの感染の広がりが継続している現在、医療従事者を守るための保護具である、マスク、ガウン、フェイスシールド等の供給が追いつかず、日本全国で大きな問題となっています。

そのような問題の解決に少しでもお役に立てるよう、近隣のホームセンターや手芸屋、百均ショップなどで容易に入手できる材料で、誰でも手軽に作れることを目指したフェイスシールドです。

歯科、眼科、耳鼻咽喉科など、患者さんの顔に近づいて診察しなくてはならない医療従事者などでお使いいただければと思います。また、額の部分が布テープなので、汗が目に落ちるのも防いでくれます。

制作時間は5分未満、
道具はハサミと定規だけで作れます。

【簡易フェイスシールドの作り方】
[PDF

大阪大学 安全衛生管理部

Version.1.0
2020/04/17

【医療機関の皆様へ】フェイスシールドの作成方法紹介

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、医療従事者が感染防止の為に使用する様々な防護具不足が問題となっております。

当院で実施している対策の中から、防護具のひとつである、顔を広範囲に防御する「フェイスシールド」を身近にあるもので作成する手順をご紹介いたします。

ご参考にしていただければ幸いです。


用意するもの
・透明クリアファイル(A4サイズ)
・クリアファイル(A4サイズ)(色付き・柄付き可)
・ゴムバンド(太い輪ゴム)
・ホッチキス
・ハサミ

作成方法はこちらから

    2020422
      
一般財団法人 住友病院 キャリア開発部

 


5/21 大阪府 抗体検査の参加者募集

大阪府 抗体検査の参加者募集
 NHKニュース 20/05/21
 大阪府の吉村知事は、府内での新型コロナウイルスの感染の広がりの実態を把握するため、来月に実施する抗体検査について、今月22日から25日までの期間、検査に参加する3000人の府民を募集することを発表しました。
 大阪府は、来月、府民を対象に、新型コロナウイルスに感染したことがあるかどうかを調べる、大規模な抗体検査を実施する方針です。
  https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200521/2000030064.html


日本癌治療学会,日本癌学会,日本臨床腫瘍学会(3学会合同作成)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とがん診療について(医療従事者向け)Q&A

  
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はまだまだ知られていないことが多く、ことがん診療の領域においてはエビデンスの少ない状況です。多様な情報が流れる中、混乱を招かないように、がん関連3学会(日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会)合同連携委員会において協議の上、新型コロナウイルス(COVID-19)対策ワーキンググループ(WG)が立ち上げられ、医療従事者向けに情報を発信することとしました。すでに不安や疑問をかかえている医療従事者も少なくない状況を鑑み、エビデンスが乏しい部分はコンセンサスや海外の学会からの情報などをもとに現時点での情報をまず発信し、今後、随時更新していく予定でおります。

  日本癌治療学会のサイト

 
  
新型コロナの重症度分類を整理、肺水腫のある重度者(H型)ではECMO使用等を―厚労省
 Gem Med 20.5.20.

 厚生労働省は5月18日に事務連絡「『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第2版』の周知について」を示しました。最新の知見を踏まえたもので、医療従事者間で広く活用されることが期待されます(厚労省のサイトはこちら(手引き第2版)こちら(改訂のポイント))。
アビガン「有効性判断には時期尚早 臨床研究継続」新型コロナ
  NHKニュース 20/05/19
 新型コロナウイルスの治療薬の候補として期待されている「アビガン」について、国内で行われている臨床研究ではこれまでのところ、有効性については判断できず、さらに臨床研究を進めて検証する必要があることが分かりました。
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200519/k10012436781000.html

 ※アビガン有効性示せず、新型コロナ治療の臨床研究で-報道
   Bloomberg 20/05/20

新型コロナウイルス感染症(COVID19)治療薬としての承認が期待される「アビガン」の臨床研究で、明確な有効性が示されなかったと、共同通信が複数の関係者の話として伝えた。
 藤田医大を中心に多施設共同で実施された臨床研究に関し、今月中旬に厚生労働省に報告された中間解析結果で、ウイルスの減少率に明確な差が出なかったという。研究は今後も続けることが決まったと共同は報じた。
血栓のリスクに要注意 厚労省は診療手引改訂 重症度を分類
SankeiBiz(2020/5/19)


 ASCOが注目するがん研究の最新動向と今後の課題(5)
    これからのがん研究の優先課題

 Clinical Cancer Advances 2020(第15版)より
    オンコロ 20/05/18


  米臨床腫瘍学会(ASCO)が発表した15th Clinical Cancer Advances 2020では、がん研究の発展、加速に向けて優先すべき課題を明確化し、認識を共有することが重要としている。その上で、臨床上の意思決定の基礎となる知識をさらに深めるために、未だ改善の余地が多い研究分野を取り上げ、次のように指摘した(表記順は優先順位ではない)。
  目次 [hide]
 1 免疫療法に対する反応や抵抗性の予測を確実にする
 2 全身療法を最適化することで手術の範囲を限定する
 3 小児がんや希少がんを対象とする精密医療と治療アプローチを開発する
 4 高齢患者に対するケアを最適化する
 5 臨床試験の参加機会を等しくする仕組みを構築する
 6 がんの進行と治療による有害な影響を減らす
 7 発がんと治療成績におよぼす肥満の影響を減らす
 8 前がん病変を的確に特定し治療開始時期を予測する
   https://oncolo.jp/news/200518fk01

膵がん患者の悪液質、1次化学療法開始後3ヵ月で3割、1年で6割強に
    ケアネット 20/05/18
 悪液質は患者の身体的健康と生活の質に影響を及ぼし、さらにがん治療、とくに殺細胞性抗がん剤に対する患者の忍容性にも影響する。国立がん研究センター東病院の光永 修一氏らは、進行膵管腺がん(PDAC)患者を対象に悪液質について後ろ向きに調査し、1次化学療法開始後早期に悪液質が発現したものの、生命予後因子ではなかったことを明らかにした。ただし、1次化学療法開始後に悪液質が認められた患者では、認められなかった患者に比べ一部の有害事象の発現頻度が高い傾向にあったという。Supportive Care in Cancer誌オンライン版2020年2月26日号掲載の報告。
  https://www.carenet.com/news/general/carenet/50040
がん治療ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用薬剤 ステボロニン® 新発売のお知らせ
  ~世界初のBNCT用医薬品~
  PRTIMES 20/05/19 ステラファーマ株式会社
 ステラファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:浅野智之、以下当社)は、ホウ素中性子捕捉療法(以下 BNCT※1)用ホウ素薬剤「ステボロニン点滴静注バッグ9000 mg/300 mL」(一般名:ボロファラン(10B)、以下ステボロニン®)について、薬価基準に収載されることが官報告示されたことをお知らせいたします。また薬価収載日の5月20日から発売開始しますことを併せてお知らせいたします。
   https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000045354.html
<コロナ 医療を守ろう>「高度医療に支障」3割超 がんや難病治療 特定機能病院
  東京新聞 20/05/18
 高度医療を担う特定機能病院に承認されている全国八十六の医療機関を対象に、新型コロナウイルス感染拡大の影響を尋ねた共同通信の調査で、本来の役割である高度医療に支障が出ているとの回答が、全体の三割超の二十九病院に上ることが分かった。通常の外来診療や手術、救急医療を制限する動きも目立ち、影響の深刻さが浮き彫りとなった。
 特定機能病院は、最先端のがん治療や指定難病の診療などを行える大学病院、専門病院を対象に厚生労働相が承認する。四十七都道府県全てにある。
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020051802000103.html
新型コロナ、受け入れ病院で経営悪化
  TBSNEWS 20/05/18
 新型コロナウイルスの患者を受け入れた病院ほど経営が悪化していることが医療機関で作る団体の調査で分かりました。
 調査は全日本病院協会など3つの団体が行い、1049の病院から回答を得ました。それによりますと、先月(4月)の利益率は去年の4月と比べると平均でマイナス10%と大きく落ち込みました。
 特に新型コロナウイルスに感染した患者を受け入れた269の病院はマイナス12.2%とさらに大きな落ち込みとなっています。

  ※新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況緊急調査(速報)
    一般社団法人日本病院協会 公益社団法人全日本病院協会 一般社団法人日本医療法人協会
    http://www.hospital.or.jp/pdf/06_20200518_01.pdf

新型コロナ がん治療にも影響・・・患者不安
 日テレNEWS24 20/05/18
 新型コロナウイルス感染拡大が続く中、その影響はがん治療にも及んでいます。手術や治療計画の変更に不安を覚えるがん患者たち。医療現場の現状を取材しました。
  https://www.news24.jp/articles/2020/05/18/07645374.html
小野薬品のオプジーボ、肺がん「第1選択薬」に
 日経新聞 20/05/18
 小野薬品工業は18日、がん免疫薬「オプジーボ」と「ヤーボイ」の併用療法が、肺がん治療で最初に投与できる「第1選択薬(ファーストライン)」として米食品医薬品局(FDA)から承認を得たと発表した。オプジーボは肺がん治療の現場ではこれまで他の薬が効かない場合などに使用されていた。世界的に患者数の多いがんの治療薬として選ばれる機会が増えそうだ。
 提携企業である米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)が1月にFDAに承認申請し、優先審査の指定を受けていた。肺がん治療における第1選択薬としては現在は米メルクのがん免疫薬「キイトルーダ」が主流となっている。
   https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59249550Y0A510C2TJ1000/

新型コロナウイルス感染、抗原抗体PCR検査

抗体検査・抗原検査・PCR検査 どう使い分ける?
 yahoo ニュース 20/05/17
5月13日に抗原検査が承認され、週明けより医療機関での使用が開始されます。
また厚生労働省より献血検体を用いた抗体検査の結果が発表されるなど、抗原検査、抗体検査、PCRなど様々な検査の情報がニュースで流れています。
これらの検査はどう違い、どのように使い分ければよいのでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200517-00178720/
大阪3千人コロナ抗体検査 アプリ登録者対象に募集
  大阪日日新聞 20/05/16
 大阪府の吉村洋文知事は15日、府内で新型コロナウイルスの抗体検査を3千人程度を対象に実施すると発表した。感染拡大防止のために国が実施する調査に協力する。府独自の健康サポートアプリを活用して検査を受ける人の募集を今月中にスタートし、6月に検査を行う。
 調査を通して府民がどの程度、抗体を持っているかを把握する。本人の費用負担はない。
 府の健康サポートアプリ「アスマイル」の登録者を対象に、検査を受ける人を募集する。
  
  https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200516/20200516052.html

北野病院みんなでコロナ対策!」

 

新型コロナウイルス対策には、マスク・手洗い・ソーシャルディスタンスが重要です。
みんなで協力して乗り切っていきましょう!

(動画はこちらから)

  https://www.kitano-hp.or.jp/info/coronavirus

   

近畿大学病院 2020/05/11のお知らせ

近畿大学病院公開講座に関するアンケート

新型コロナウイルス感染拡大防止の為、市民の皆様を対象に開催させていただいております

セミナーや公開講座の開催を中止・延期させていただいております。

毎回楽しみにご参加くださる皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。

現在当院では、WEBセミナー等、別の方法での開催を検討しております。

ぜひ下記URLより、アンケートへのご協力をお願いいたします。

https://questant.jp/q/HEDVE8MJ

 

ASCOが注目するがん研究の最新動向と今後の課題(5)
  がん治療の進歩-薬物療法ー
   Clinical Cancer Advances 2020(第15版)より

    オンコロ 20/05/15


  米国臨床腫瘍学会(ASCO)が発表した15th Clinical Cancer Advances 2020では、がん治療の進歩として、手術、放射線治療、薬物療法などでそれぞれ画期的な治療法として注目された研究成果を取り上げ、概要を説明している。薬物療法については、現在は免疫チェックポイント阻害薬に代表される薬物免疫療法が登場して最初の10年間の只中にあり、確実な進化を続けている。2018年11月から2019年10月の期間で米国食品医薬品局(FDA)が承認した治療法は、適応追加を含め43種類。この間に承認された薬物療法を中心としてがん種別に紹介する。
がん緩和ケアの入院患者にオンライン面会を 端末購入資金募る
  NHKニュース 20/05/15
 入院患者が新型コロナウイルスに感染するのを防ぐため面会を制限する病院が相次ぐ中、がんの緩和ケアを受けている入院患者が家族らとオンラインで面会できるようにしようと、タブレット端末を購入する資金をインターネットで募るクラウドファンディングが15日から始まりました。
 感染を防ぐために入院患者との面会を制限する病院が相次いでいる中、特にがんなどの痛みをとる緩和ケアを受けている患者にとっては、家族などとの対話が重要だとされ、精神的な影響が懸念されています。
 このため、緩和ケアを担当している医師でつくるグループは、オンラインで顔を見ながら面会できる環境を整えようと、タブレット端末の購入資金をインターネットで募るクラウドファンディングを始めました。
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200515/k10012431231000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_004

PCR検査の基準、見直しへ...検査を受けるまで~検査後の流れは今後どうなる?
 Tokyofm 20/05/15
 手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。5月9日(土)の放送では、東京都医師会の角田徹副会長に「PCR検査」について伺いました。
 厚生労働省は、PCR検査に向けた相談の目安について「37.5度以上の発熱が4日以上続く場合」などとしてきた、これまでの内容を見直す方針を示しました。
 新たな目安では体温の具体的な数値は示さず、息苦しさや強いだるさ、高熱などの強い症状がある場合、また、高齢者、糖尿病や心不全などの持病がある方、妊婦さんは、発熱やせきなどの比較的軽い風邪の症状でもすぐに相談するよう呼びかけるとしています。
 新型コロナウイルスの感染が疑われる場合、通常は都道府県の保健所などに設置された「帰国者・接触者相談センター」に電話相談し、必要に応じてPCR検査などを実施する仕組みとなっています。
  https://tfm-plus.gsj.mobi/news/fWbj54Vn0c.html?showContents=detail


感染疑いの救急患者に 大阪府「トリアージ病院」本格運用へ
  ABCニュース 20/05/16
 大阪府は、新型コロナウイルスに感染した疑いのある救急患者の搬送先を迅速に決める「トリアージ病院」を本格的に運用する方針です。
 トリアージ病院には、発熱など肺炎の症状を訴え、5ヵ所以上の病院で受け入れを拒否された救急患者が搬送されます。病院ではPCR検査よりも短時間で結果が出る「LAMP法」の検査で、感染の有無を確認し、搬送する病院を振り分けます。大阪府は3日から府内2ヵ所でトリアージ病院を試験的に運用していて、来週には8ヵ所に拡大し、本格化させる方針です。

大阪府が3000人規模で抗体検査実施へ 
  読売テレビ ニュース 20/05/15
大阪府は、その人がこれまでに新型コロナウイルスに感染したことがあるかを調べることができる抗体検査を、来月、3000人規模で行うことを明らかにした。
 新型コロナウイルスは、感染しても症状がなく気づかない人もいることから、大阪府の吉村知事は府民を対象に、これまでに感染したことがあるかを調べる「抗体検査」を来月、行うことを発表した。
  
  https://www.ytv.co.jp/press/kansai/62595.html

がん治療の進歩-薬物療法-ASCOが注目するがん研究の最新動向と今後の課題(5)
Clinical Cancer Advances 2020(第15版)より
 オンコロ 20/05/15
    がん治療の進歩-薬物療法-

  米国臨床腫瘍学会(ASCO)が発表した15th Clinical Cancer Advances 2020では、がん治療の進歩として、手術、放射線治療、薬物療法などでそれぞれ画期的な治療法として注目された研究成果を取り上げ、概要を説明している。薬物療法については、現在は免疫チェックポイント阻害薬に代表される薬物免疫療法が登場して最初の10年間の只中にあり、確実な進化を続けている。2018年11月から2019年10月の期間で米国食品医薬品局(FDA)が承認した治療法は、適応追加を含め43種類。この間に承認された薬物療法を中心としてがん種別に紹介する。

 目次 [hide]
オゾンガスで「コロナウイルス無害化」確認
  読売テレビ ニュース 20/05/15
 奈良県立医科大学は、オゾンガスを使った新型コロナウイルスの無害化を、世界で初めて確認したと発表した。
 奈良県立医科大学の矢野寿一教授「新型コロナに対しても、不活化する能力を確認したのが世界初」
 奈良県立医科大学の研究グループは、培養した新型コロナウイルスが入ったアクリルの箱の中で、オゾンガスを発生させる実験を行った。その結果、条件次第では感染力を持つウイルスの数が、1万分の1程度にまで減ったという。
 現在、医療機関での消毒作業は手作業が中心となっていて、オゾンガスの活用で作業の負担軽減が期待される。矢野教授は「病棟や診察室での応用を期待している」と話している。

   https://www.ytv.co.jp/press/kansai/62594.html
「3密」回避に距離確保 府が感染防止マニュアル
  大阪日日新聞 20/05/15

 大阪府は14日夜、新型コロナウイルス対策本部会議を府庁で開き、事業者や施設に求める感染防止策をまとめたマニュアルを発表した。16の業態ごとに必要な対策を盛り込んでいる。府内の感染者数が減少傾向にある中、休業要請の段階的解除や緩みによる感染の再拡大を防ぐための防波堤となるか注目される。
 各業態に共通の対策として、「3密」の回避▽対人距離2メートルを目安に確保する。確保できない場合は入場制限を実施▽従業員や入場者へのマスク着用の周知▽換気▽キャッシュレスの推進-を挙げた。
 さらに府がITを活用して感染拡大防止のために導入する「大阪コロナ追跡システム」に関し、QRコードの掲示や客への入力要請を行うよう求めている。
  https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200515/20200515030.html
コロナ抗体調査1万人規模実施へ 厚労省、地域で感染の広がり把握
  共同通信 47NEWS 20/05/15
 加藤勝信厚生労働相は15日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスの大規模抗体調査を、来月から複数自治体の住民を対象に1万人規模で実施すると表明した。
 抗体検査は、感染から一定期間たった後に体内にできる抗体を、少量の血液から検出する方法。現在主に使われているPCR検査より簡単で、短時間で結果が出る。抗体は感染直後には検出が難しいため、診断目的ではなく、過去の感染歴を調べて地域での感染の広がりを把握する使い方が想定されている。
 東京都と東北地方で献血された血液の抗体を試験的に調べたところ陽性率は東京の500検体で0.6%、東北6県の500検体では0.4%だった。
  
  https://www.47news.jp/news/4813039.html

緊急事態宣言、39県で解除。「新たな日常のスタート」
 安倍総理は14日、39県における緊急事態宣言の解除を発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため重点的に対応している13の「特定警戒都道府県」でも、茨城、岐阜、愛知、石川、福岡の5県は解除となる。東京と神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫、北海道は引き続き緊急事態宣言の対象地域で、外出自粛が要請される。
 緊急事態宣言は、47都道府県を対象に5月31日までを期限に発令されたが、14日を目処に感染が減ってきた地域では見直すと予告していた。新規感染者が減ってきた県を中心に、14日付けで宣言が解除される。  

  https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1252526.html

新型コロナウイルスはネコの間で感染伝播する
  東京大学医科学研修所 プレスリリース 20/05/14

 ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者から分離されたウイルスの、ネコの呼吸器における増殖能とネコ間での感染伝播能を解析した。
 ・新型コロナウイルスはネコの呼吸器でよく増え、さらにネコ間で接触感染することが分かった。
 ・新型コロナウイルスはネコに感染し、ネコの間で広がる可能性があることが示唆された。
  https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00004.html

  
AYA世代のがん 課題共有し支援充実を ウェブで学術集会 患者会、医療者の連携重要 /愛知
  毎日新聞 20/05/14
  がん患者のうち思春期から若年成人まで(15~39歳)の「AYA(アヤ)世代」特有の療養や生活上の悩みに関する研究・支援に取り組む「AYAがんの医療と支援のあり方研究会」(AYA研)がこの春、第2回学術集会をウェブ上で開き、医療者や患者らが課題や支援策などを話し合った。理事長の堀部敬三・名古屋医療センター上席研究員は「研究会でAYA世代の抱える課題を共有し、支援の充実につなげたい」と話している。
    https://mainichi.jp/articles/20200514/ddl/k23/040/113000c
AYA世代のがん 課題共有し支援充実を ウェブで学術集会 患者会、医療者の連携重要 /愛知
  毎日新聞 20/05/14
  がん患者のうち思春期から若年成人まで(15~39歳)の「AYA(アヤ)世代」特有の療養や生活上の悩みに関する研究・支援に取り組む「AYAがんの医療と支援のあり方研究会」(AYA研)がこの春、第2回学術集会をウェブ上で開き、医療者や患者らが課題や支援策などを話し合った。理事長の堀部敬三・名古屋医療センター上席研究員は「研究会でAYA世代の抱える課題を共有し、支援の充実につなげたい」と話している。
    https://mainichi.jp/articles/20200514/ddl/k23/040/113000c
大阪府が新型コロナ「トリアージ病院」治療遅れ防げ 産経新聞(2020/5/13)

がん患者の選択を後押し 治療前に生殖医療外来 心理面のケアを重視
  共同通信 47NEWS 20/05/13
  若い世代のがん患者が手術や抗がん剤、放射線治療を受けると、子どもを授かる機能が弱くなったり、失われたりすることが珍しくない。子どもを持つ可能性を保つには卵子や精子の凍結保存などの方法がある。そうした選択肢をがん治療前の早い段階で示し、患者自身の判断を後押しする先進的な医療の取り組みを取材した。
 ▽最優先は治療
 ▽「確信」が大切
 ▽費用負担に課題
  https://www.47news.jp/news/4807579.html
『いい病院2020』手術数ランキングをAERA dot.特設サイトで無料公開スタート!
  20の治療法の全国・地方別ランキングを公開!

   PRTIMES 株式会社朝日新聞出版 20/05/12
 朝日新聞出版が運営するニュースサイト「AERA dot.」で5月12日、週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2020』の手術数ランキングを掲載した特設サイトを開設した。全国の病院の手術数を編集部で独自に調査集計した結果で、各種のがん、心臓病、脳疾患など、計20の治療法の手術数を全国・地方別に分けて掲載している。
  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000974.000004702.html
がん診療と新型コロナウイルス感染症:がん患者さん向けQ&A
 日本癌治療学会,日本癌学会,日本臨床腫瘍学会(3学会合同作成)20/05/12更新
  日本臨床腫瘍学会 20/05/12

 がん関連3学会(日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会)合同連携委員会において協議の上、新型コロナウイルス(COVID-19)対策ワーキンググループ(WG)が立ち上がり、患者さん向けに情報を発信することとしました。
 今後、随時更新していく予定。

 https://www.jsmo.or.jp/general/coronavirus-information/qa.html?fbclid=IwAR0T9rD8oWspVdU4-QeKwtsMlbwZiedv-gvWJQivYIxy7W1uZ5C2AuSIQf4
 


ラジオNIKKEI 大人のラジオ 米澤さん
ラジオNIKKEI 大人のラジオ 八橋先生
ラジオNIKKEI 5月8日『大人のラヂオ』(国立長崎医療センター副院長・八橋弘先生)
 「今専門医に聞きたい!新型コロナウイルスと肝臓病患者の疑問・質問大特集!」
   2020.05.09(土) 19:00 放送分
   2020.05.08(金) 11:35 放送分
5/14まで、パソコンなどで聴くことができます。
  
  http://www.radionikkei.jp/otona/ondemandlist.html

 【放送内容】5月8日『大人のラヂオ』(国立長崎医療センター副院長・八橋弘先生)
  http://www.radionikkei.jp/otona/sp/5_2.html
診療所・小病院でもPCR可能に
 朝日新聞 20/05/11
 厚生労働省は、新型コロナウイルスのPCR検査を実施できる医療機関の対象を拡大する方針をまとめた。これまでは感染症指定医療機関などに設置されている「帰国者・接触者外来」に事実上限定してきたが、感染対策ができていれば診療所や小規模な病院でも検査できるよう改める。10日付で都道府県などに通知した。
 (略)厚労省は、感染疑いのある人と他の病気の患者との動線が区分されているほか、適切な医療従事者の感染対策がされているなどの条件を満たせば、診療所や病床の少ない病院、帰国者・接触者外来になる予定がない医療機関でも検査ができるという見解を示した。
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S14471821.html?iref=pc_ss_date

 ※厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部 事務連絡 20/05/10
  新型コロナウイルス核酸検出の保険適用に伴う行政検査の取扱いのうち、「帰国者・接触者外来と同様の機能を有する医療機関として都道府県等が認めた医療機関」について
  https://www.mhlw.go.jp/content/000628699.pdf

新型コロナ治療薬のレムデシビルは無償提供、評価療養として「保険診療との併用」認める―中医協総会
 GemMed 20/05/11

 初の新型コロナウイルス感染症治療薬として薬事承認された「レムデシビル製剤」(販売名:ベクルリー点滴静注液100mg、同点滴静注用100mg)について、▼製薬メーカーから当面、「無償」で本邦に提供されること▼製薬メーカーから保険収載の希望がないこと―を踏まえ、時限的・特例的な対応として「保険診療との併用」を認めることとする―。
 5月8日に持ち回り開催された中央社会保険医療協議会・総会で、こういった方針が了承されました。

   https://gemmed.ghc-j.com/?p=33826

 ※中央社会保険医療協議会 総会(第457回) 議事次第


新型コロナ外来診療2200施設に 専門外来以外が増加 ガウンなど防護具は不足
 毎日新聞 20/05/09
 新型コロナウイルス感染症の外来診療を行う医療機関が、全国で少なくとも約2200施設に上ることが政府の調査で判明した。当初は専門外来がある医療機関が中心だったが、一般医療機関の外来診療が増加したとみられる。医療用ガウンなど現場の物資不足も深刻な状況が続いている。
 政府は3月27日、自治体を介さずに迅速にデータを集約するため、新型コロナウイルスの感染者の外来対応の有無、受診者数、入退院者数などの状況について、医療機関から直接報告を受けるシステムを設けた。対象は、全国すべての病院とPCR検査(遺伝子検査)を行う診療所の計約8000施設。内閣官房などが回答を分析したところ、約2200施設が感染が疑われる患者らの外来受診に対応していると報告していた。

   https://mainichi.jp/articles/20200509/k00/00m/040/142000c

禁煙治療のための標準手順書(第7版)の公開について

 日本呼吸器学会 20/03/31

2020年の診療報酬改定を受けて、第6版を一部修正して第7版を作成しました。関連4学会(日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会、日本呼吸器学会)の承認のもと、第6版を一部修正して第7版を作成しましたのでお知らせいたします。

おもな改訂点は以下の通りです。

・ニコチン依存症管理料について、2回目から4回目に情報通信機器を用いた診療に係る評価の新設

・初回から5回目までの一連のニコチン依存症治療に係る評価の新設

・ニコチン依存症管理料について、加熱式たばこの喫煙者も対象となるよう要件の見直し

なお、2016年のブリンクマン指数に関する患者要件に関する改定内容についても、今回あわせて変更いたしました。

 https://www.jrs.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=131

"抗がん剤治療が受けられない"乳がん患者の悲鳴
  THBニュース 20/05/08
 新型コロナウイルスはがんや糖尿病など基礎疾患の治療をしている人に影響が出ています。乳がん患者も例外ではありません。
 佐藤恵理さん、40歳。乳がんと診断され、去年7月に手術。その後、3週間に一回、釧路から札幌へ通い、抗がん剤治療を続けていました。
 『少しでも生存する確率を上げたい』そう話します。
 北海道で2月末に出た、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言。抗がん剤治療中は感染症のリスクが高まります。佐藤さんは病院に通えず、やむなく抗がん剤治療を中断しました。
  https://www.htb.co.jp/news/archives_7531.html


「抗原検査も活用」 首相、コロナ感染判定で
 日経新聞 20/05/08
 
 安倍晋三首相は7日、4日の記者会見で指名されなかった報道各社の質問に文書で回答した。新型コロナウイルスの感染有無を短時間で判定できる「抗原検査」について「まもなく実用化される段階だ。PCR検査の前段階として活用する」と答えた。
 抗原検査は簡易検査の一種でウイルス特有のたんぱく質(抗原)を検出する。鼻の奥の粘液などを綿棒で採取して検査する。精度が低い課題がある半面、結果がその場で数十分ほどで分かる。

  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58838060X00C20A5PP8000/

5/8 レムデシビルを日本に無償提供

レムデシビルを日本に無償提供
  米製薬会社、特例承認を受け
 共同通信 20/05/08
 米製薬会社ギリアド・サイエンシズの日本法人は8日、厚生労働省が新型コロナウイルス感染症の治療薬として特例承認した「レムデシビル」について、当面は日本での処方分を無償提供すると明らかにした。
 同社はすでに世界で14万人分を臨床試験に無償提供すると発表しており、今回はその一部に含まれる。日本への供給量は明らかにしていない。
 レムデシビルは米食品医薬品局(FDA)が緊急使用を認めたが「安全性と有効性は限られる」と指摘している。日本の国立国際医療研究センターなど各国で臨床試験が行われている。
   https://this.kiji.is/631325473753056353 
山中教授ら"医療従事者差別、防ぐ方策を"
 日テレ 20/05/08
 
 京都大学の山中伸弥教授らが、医療従事者への差別や偏見を防ぐ方策について、日本民間放送連盟、日本新聞協会と意見を交わす初めての会合を開きました。
 参加した専門家からは「感染のあった医療施設に関する報道などで、医療従事者やその家族が差別•偏見を受けることもある」との懸念が示されました。
 山中教授は「差別や偏見とは単純に言い切れない恐怖心が人々にあるのは仕方がない。この問題をどう解決していくか、考えていきたい」と訴えました。
 民放連などでは月内に意見を取りまとめ、共同声明を発表する方針です。

 https://www.news24.jp/articles/2020/05/08/07639206.html

「唾液」でPCR検査、日本医師会 実用化求める
 TBS NEWS 20/05/07
 日本医師会は新型コロナウイルスに感染したか確認できるPCR検査の方法について、唾液を使った方法を実用化することを求めました。
 「唾液をつかったPCR検査については、加藤厚生労働大臣に、速やかに実用化していただくよう、今朝申し入れした」(日本医師会 横倉義武会長)
 日本医師会の横倉会長はPCR検査について、唾液から検体を採取する方法を実用化するよう加藤厚労大臣に7日、申し入れたことを明らかにしました。
  https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3974239.html


大腸がん検診で使われる大腸CTはどんな検査?
  日経メディカル 20/05/07
 大腸がん検診の新たな選択肢として大腸CT検査(CTC)が注目を集めています。便潜血検査陽性にもかかわらず大腸内視鏡検査がこわいとか恥ずかしいといった理由で精密検査を受診しないケース、高齢で検査前の大量の下剤の服用が難しいケース、過去の大腸内視鏡検査でとても辛い思いをしたような、挿入困難なケース......CTCならば解決できるかもしれません。今回、4回にわたり、日々CTCに携わっている東海スクリーニング大腸CT研究会のエキスパートに解説していただきます。1回目は、聖隷健康診断センター(静岡県浜松市)放射線課の平野昌弘氏にCTCの概要を解説していただきます。
  https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t343/202005/565260.html?n_cid=nbpnmo_mled
がん拠点病院で相次ぐ診療縮小の動き コロナ感染拡大が圧迫 毎日新聞アンケート
 毎日新聞 20/05/07
 新型コロナウイルス感染者が全国最多の東京都内の「がん診療連携拠点病院」などを対象に毎日新聞が実施したアンケートで、回答した病院の7割が手術件数を減らすなど、多くががんの診療を制限していると回答した。感染予防をしながら新型コロナ患者を診察する負担や、院内感染への警戒が背景にある。がんの発見や手術の遅れを懸念する声もあり、新型コロナの感染拡大ががん診療を圧迫する状況が浮かび上がった。
  https://mainichi.jp/articles/20200507/k00/00m/040/141000c
「大阪モデル」の評価...医療従事者からの意見は割れる 『重症者の病床使用率は...』
  カンテレ News 20/05/06

 「大阪モデル」の出口戦略。人々の生活と経済、ともに救うことにつながるか
外出の自粛や店の休業要請について、大阪府は独自に解除の基準を示した『大阪モデル』を発表しました。

 具体的な数字などに基づく「出口戦略」を示さない姿勢が批判されている政府は...
【西村経済再生相】
「大阪が判断しようとしているのは、休業要請をして、それをやめるかどうかの判断だと理解している。しかし、出口戦略という言い方は違う。緊急事態宣言からの出口ということであれば、国が専門家の意見を聞いて定める話、考える話」
 「休業要請」については知事の判断にゆだねるものの、緊急事態宣言からの「出口戦略」はあくまで国が示すものだと主張しました。
 一方、街では...(略)
 医療従事者の意見は割れています。
【りんくう総合医療センター・倭正也感染症センター長】
 「現場の生の声を聞いたような議論で決まっている数字ではないな、という印象を強く持ちますよね」
 ――Q:重症者の病床使用率60%未満というのは?
 「もうちょっと下げるべきだと思う。せめて50%未満くらいにはしとかないと。当院での現状を見ても」
【新型コロナ患者の治療にあたる感染症専門医】
 「指標(経路不明者感染者、PCR陽性率、重症者ベッド使用率)を3つくらい挙げて、欠点を補うような形にしてるんだと思います。今後の再評価は必要だと思うが、まずは3つの指標は割合よく考えられているのかなとは思います」

  https://www.ktv.jp/news/articles/19860d74d72446308c8b8d52d9deefe0.html
男性ホルモンが関与か 新型コロナ感染、症状悪化―前立腺がん患者調査・イタリア
 時事通信 20/05/07
 新型コロナウイルスの感染や症状悪化には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与しており、前立腺がん患者に行う「アンドロゲン遮断療法(ADT)」が感染予防や治療に役立つ可能性があると、イタリア・パドバ大などの研究チームが7日発表した。論文は国際的ながん専門誌「アナルズ・オブ・オンコロジー」電子版に掲載される。
 前立腺がんは男性ホルモンで増殖するため、作用を薬で抑えるADTが行われる。イタリア北部ベネト州の前立腺がん患者を調べたところ、ADTを行う患者は行っていない患者に比べ、新型コロナの感染率や重症化率が大幅に低かった。
 これは、男性ホルモンがウイルスの感染に重要な役割を果たす酵素にも働いているためと考えられる。この酵素「TMPRSS2」は、ウイルスが人の呼吸器系などの細胞表面に結合した後、細胞膜に侵入するのに利用されている。

  https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050700264&g=int


前立腺がん予約停止 群馬大の重粒子線センター 新型コロナ対応
  上毛新聞 20/05/06
  新型コロナウイルス感染症への対応で、群馬大重粒子線医学センター(前橋市)は特に患者が多い前立腺がんの重粒子線治療の初診予約を一時停止した。他の部位のがんは、引き続き予約を受け付ける。前立腺がんも予約済みの治療は予定通り行う。

◎「治療の遅れ 影響は生じない」
 新型コロナの感染拡大に伴う今後の動向が流動的であることを踏まえ、「患者への連絡業務などを、対応可能な人数にするため」と説明している。先月20日から停止している。
 同センターによると、前立腺がんの初診予約は8月中旬まで埋まっている。重粒子線治療が必要な人はまず、薬によるホルモン療法を半年程度行うため「今のところ治療の遅れなどの影響は生じない」としている。
  https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/210935


コロナ「重症患者」を実際に治療した医師の証言
 喫煙と肥満は危険因子、若年でも油断できない

  https://toyokeizai.net/articles/-/348505?page=2
 東洋経済 20/05/05

  第一種感染症指定医療機関として、新型コロナ感染症の治療にあたる、大阪府の堺市立総合医療センターの郷間厳・呼吸器内科部長に緊急インタビューした。 岩澤 倫彦

 先生は、「当院では、ヒドロキシクロロキンが効いたように思える症例もあるし、かなり重い呼吸不全から良くなった患者もいる。先日からアビガンの使用が始まったが、効果が得られたように思う症例もあったが、進行した症例もある。」
とコメントされています。
  https://toyokeizai.net/articles/-/348505?page=2
 大阪府 独自の基準に基づく自粛要請・解除及び対策の基本的な考え方『大阪モデル』
 20/05/06 大阪府

リハビリ病院「行政支援を」=患者滞留の恐れ、看護師不足も―院内感染拡大で
 時事通信 20/05/05
 大阪市生野区の「なみはやリハビリテーション病院」(120床)で、新型コロナウイルスの大規模な院内感染が発生した。看護師が陽性確認後に夜勤に当たっていたことも判明し、重症患者を治療する最前線の医療機関からも行政支援を求める声が上がる。
 同病院では4月14日以降、患者や職員ら約130人の感染が明らかになった。感染経路は不明で、市保健所などが調査を始めたが、陽性と判定された女性看護師2人が招集され、夜勤に従事していたことが判明。病院は市に対し「代替要員が確保できなかった」と説明し、人手不足に陥っていた可能性がある。
 看護師数は増加傾向にあるが、都市部では離職率が高い上、訪問看護や介護施設など地域でのニーズが急増している。厚生労働省は昨年、看護職員の2025年の充足率が東京都や大阪府で約7割に落ち込む可能性があるとの推計を公表した。
  https://sp.m.jiji.com/article/show/2380754
鹿児島)ウェブによるがん相談、7日から開始
 朝日新聞 20/05/05
 NPO法人「がんサポートかごしま」(鹿児島市)は7日から、ウェブによる無料のがん相談を始める。新型コロナウイルスの影響で、がん患者やその家族が悩みや不安などを語り合う「患者サロン」の休止が相次ぐ中、「不安を感じている方々の安心に少しでもつなげたい」としている。

  https://digital.asahi.com/articles/ASN546RTGN54TLTB004.html

新型コロナウイルス特集
医師が解説!イラストでわかる新型コロナウイルス対策 〜コロナVS源さんPrat1 スーパーうららに買い出しに行くの巻〜
 日本赤十字豊田看護大学教授(学術情報センター・図書館長)の下間正隆氏
  JOKIN′ 20/04/17
    https://jokins.jp/2020/04/17/ncov2020-9/

5/10「新型コロナウイルス感染症に関するオンライン緊急セミナー(4)」(講師:新城拓也氏・塩川ゆり氏)


一般社団法人全国がん患者団体連合会では、がん患者や家族の皆さまなどを対象とした「新型コロナウイルス感染症に関するオンライン緊急セミナー」を開催してまいりました。2020420日には佐々木治一郎先生(北里大学集学的がん診療センター長・病院長補佐)にご講演をいただき、以降は武藤香織先生(東京大学医科学研究所公共政策研究分野教授)、平井啓先生(大阪大学大学院人間科学研究科准教授)よりそれぞれご講演いただいてまいりました。

今回は、主にがん患者や家族の皆さまを対象に「在宅医療」をテーマとして「新型コロナウイルス感染症に関するオンライン緊急セミナー」を510日(日)に開催いたしますので、お知らせいたします。

日時:2020510日(日)19時~20
講師:
・新城拓也氏(しんじょう医院/神戸市北区)
・塩川ゆり氏(訪問看護ステーションあおいそら/神戸市中央区)
モデレーター:
・轟浩美氏(認定NPO法人希望の会/全国がん患者団体連合会政策提言委員会)
主催:一般社団法人全国がん患者団体連合会
協力:一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン

当日はZoomで配信(定員50名)するとともに、後日動画を一般公開します。つきましては、上記緊急オンラインセミナーの聴講(Zoom配信)を希望されるがん患者や家族の皆さまなどにおかれましては「下記お申込みフォーム」よりお申込みください。お申込み締切は59日(土)午後5といたします。また、定員に達した時点でお申込みを締切といたします。聴講される方には別途、ZoomURL等を電子メールでお知らせいたします。なお、当日はご質問をお受けしておりません。

「新城先生・塩川先生オンライン緊急セミナー」お申し込みフォームはこちら

 

免疫暴走で肺炎重篤化か 新型コロナ、全身臓器に侵入 研究で判明
 産経新聞 20/05/03
 新型コロナウイルスの患者が重症化するメカニズムが最近の研究で明らかになってきた。生命を脅かす重い肺炎は、自分を守るはずの免疫が過剰に働くことで起きている可能性が判明した。ウイルスは全身の臓器に侵入してさまざまな症状を引き起こすとみられ、詳しく解明できれば治療法の開発につながると期待される。

  https://www.sankei.com/life/news/200503/lif2005030074-n1.html
外来患者の約3%に新型コロナの抗体 神戸の病院で調査
  NHKニュース 20/05/03
 神戸市の病院を新型コロナウイルス以外の理由で受診した患者1000人を対象にした調査で、およそ3%から新型コロナウイルスに感染していたことを示す抗体が検出されたことが分かりました。専門家は、「感染者の多さを示しているが、大部分の人は感染していないとも言え、外出自粛などの対策は引き続き必要だ」と指摘しています。
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200503/k10012416071000.html

現状の新型コロナ抗体検査は社会混乱招くだけ
  日経メディカル 2020/05/02
    谷口 恭(太融寺町谷口医院)
  太融寺町谷口医院(以下、谷口医院)に数日前から急増している問い合わせが「新型コロナの抗体検査は受けるべきか?」だ。こういった相談がメールで寄せられ、また受診する患者からも聞かれる。今回は抗体検査について、私見をふんだんに取り入れて問題点と有効利用法について言及したいのだが、まずは患者からの問い合わせを整理してみよう。
  https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/taniguchi/202005/565387.html

加藤厚労相 レムデシビル 1週間程度での承認目指す
  NHKニュース 20/05/02
 新型コロナウイルスの治療薬の候補の1つ「レムデシビル」について、加藤厚生労働大臣は、製薬会社から申請があれば、「特例承認」の制度を活用して、1週間程度での承認を目指す考えを示しました。
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200502/k10012415831000.html
肝がんが高齢者、先進国で増加傾向
  メディカルトリビューン 20/05/02
 世界疾病負担研究(GBD)2017のデータを用いて、1990~2017年の世界における原発性肝がん(以下、肝がん)の発生動向を解析した結果、30歳未満では主にB型肝炎ワクチンの効果により男女とも減少傾向にある一方、60歳以上の男性では増加傾向にあることが示された。中国・復旦大学のZhenqiu Liu氏らがCancer( 2020年3月23日オンライン版 )に発表した。
   ・30歳未満では減少傾向
  ・NAFLDによる肝がんが全地域で最大増加
 

  https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200430-OYTET50003/
COVID-19の"在る"世界で緩和ケアができること
  日経メディカル 20/05/01
   西智弘(川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター)

 2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のニュースとともに明けた。
 2019年11月に中国で報告されたその感染症は、瞬く間に世界に広がり、多くの感染者と死者を出した。日本国内でも、4月に緊急事態宣言が発令され、外出や経済活動の自粛が求められた。多くのイベントや集会も中止となり、街からは人が消え、自宅で引きこもることが増えた。
 病院は、COVID-19に対応する最前線となった。これまで私たちが日々構築してきた医療体制はあれよあれよという間に、対COVID-19用の第一種戦闘配置に再構築され、感染した患者の命を守ることを最優先にしながら、病院内に感染を広めないよう細心の注意を払ってきた。
  https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202005/565384.html
がん患者と共に闘う「孤立させない」 新型コロナで活動が縮小
 福島民友新聞 20/05/01
 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、県内のがん患者支援の取り組みも縮小を強いられている。「患者やその家族は取り残されてはいないだろうか。孤立している患者はいないだろうか」。県内11カ所に「がんピアサポートサロン」を開設し、がん患者とその家族の支援に取り組むNPO法人がんピアネットふくしま(福島市)の関係者は不安を募らせる。

  https://www.minyu-net.com/news/news/FM20200501-483092.php

厚生労働省 「アビガン」投与の注意事項まとめる 新型コロナ
  20/05/01 NHKニュース
 新型コロナウイルスの治療効果が期待されているインフルエンザの薬「アビガン」について、厚生労働省は、研究としての投与が2000人あまりに行われたことを明らかにし、今後、投与を希望する医療機関に向けた注意事項をまとめました。

◎厚労省 注意事項
 コロナウイルス感染症に対するアビガン(一般名:ファビピラビル)に係る観察研究の概要及び同研究に使用するための医薬品の提供について




月別 アーカイブ

ウェブページ

  • img
Powered by Movable Type 5.031

このアーカイブについて

このページには、2020年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2020年4月です。

次のアーカイブは2020年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。