2017年4月アーカイブ

がんゲノム医療提供、中核・拠点病院の整備を 
厚労省懇談会が論点を提示


  CBnews 2017/04/26付

厚生労働省は25日、「がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会」(座長=間野博行・国立がん研究センター研究所長)に、がんのゲノム医療提供体制が十分に整った「中核病院」を新たに指定した上で、将来的に「がんゲノム拠点」となる病院を各都道府県に1カ所以上、整備することなどを盛り込んだ論点を提示した。これに対して、特に反対意見は出なかったが、中核病院の指定に当たり、医師主導治験や国際共同治験の実績を考慮すべきだとの指摘が、委員から上がった。

岡山大「REIC」で肝がん治験 医師主導で5月にも開始

 山陽新聞 2017/04/24付

 岡山大は24日、がん抑制遺伝子「REIC(レイク)」を用いたがん治療の製剤について、肝がん患者を対象にした臨床試験(治験)を5月にも岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で始めると発表した。製薬会社が主体ではなく、医師主導で行う。

がん体験者のおしゃべりサロン


〇と き 2017年5月24日(水) 13:00~16:30
〇会 場 JCHO 大阪病院 6階 第2講堂
      <交通アクセス
〇参加について 参加費無料

大阪南医療センター 第18回がん診療アップデート

 2017年5月27日(土)にラブリーホールにて「第18回がん診療アップデート」を開催いたします。
 キャスター/「112日間のママ」著者 清水 健氏を特別ゲストに迎え、
「がんの予防・早期発見」をテーマに開催いたします。

 その他、毎年恒例のがん相談支援コーナーと健康チェックコーナーも開設いたします。
入場は無料です。申し込みも不要ですので皆様お誘いあわせの上お越しください。

※詳細は、大阪南医療センターのサイトでご確認ください。

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75歳以上のがん対策 政府計画で初言及
 産経新聞 2017/04/27付
  がんになる高齢者が増える一方、高齢患者のがんについての研究は、これまでほとんどなされていない。高齢のがん患者の抗がん剤治療に延命効果が少ない可能性があるとの調査結果がまとまったが、厚生労働省は、現在見直しを行っている政府の次期がん対策推進基本計画に、75歳以上の患者に対する対策について初めて言及する方針だ。
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 厚生労働省は、「療用麻薬適正使用ガイダンス~がん疼痛及び慢性疼痛治療における医療用麻薬の使用と管理のガイダンス~」を発行しました。

がんゲノム医療提供、中核・拠点病院の整備を 
厚労省懇談会が論点を提示


 CBnews 2017/04/26付

 厚生労働省は25日、「がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会」(座長=間野博行・国立がん研究センター研究所長)に、がんのゲノム医療提供体制が十分に整った「中核病院」を新たに指定した上で、将来的に「がんゲノム拠点」となる病院を各都道府県に1カ所以上、整備することなどを盛り込んだ論点を提示した。これに対して、特に反対意見は出なかったが、中核病院の指定に当たり、医師主導治験や国際共同治験の実績を考慮すべきだとの指摘が、委員から上がった。
ミクスonline 2017/04/24付

厚労省 「先駆け審査指定制度」に5品目指定

 厚生労働省は4月21日、画期的な新薬として期待されるアルツハイマー病薬など開発中の5品目を、早期の実用化に向け支援する「先駆け審査指定制度」の対象に指定したと発表した。薬事承認に向けた相談・審査を優先的に行い、目標審査期間を6か月に短縮を図る。

 (略)指定品目要件は▽治療薬の画期性▽対象疾患の重篤性▽対象疾患に係る極めて高い有効性▽世界に先駆けて日本で早期開発・申請する意思・体制を持つこと--の全てに該当する必要がある。医薬品の先駆け指定は15年10月の6品目に続き2回目。

 がん治療に関するものは、下記2件です。
SPM-011(再発悪性神経膠腫、切除不能な局所再発頭頸部がん並びに局所進行頭頸部がん(非扁平上皮がん)、ステラファーマ):「ホウ素中性子捕捉療法」(BNCT)に用いられるホウ素製剤。
ニボルマブ(遺伝子組換え)(胆道がん、小野薬品):国内フェーズ1。ヒト型抗PD-1モノクローナル抗体で、がん免疫療法薬オプジーボ。
徳州会八尾総合病院
 市民医療講演会
  健康診断~がんを調べる検査について~

○開催日時   2017年4月26日(水)15:00~
○開催場所    柏原市民文化会館 リビエールホール 地下1階
        大阪府柏原市安堂町1-60<アクセス>
○演題     健康診断~がんを調べる検査について~
       講師: 放射線科 健診センター室長 田中 政典氏

 和泉市の府中病院が開催する市民講座です。

○と き  2017年4月27日(木) 14時~
○ところ  府中クリニック
      大阪府和泉市肥子町2-2-1 イオン和泉府中店1階
○テーマ 「胃がんリスク検査のお話 ~がんの早期発見と予防について~」
     講師:府中クリニック 健診センター長 廣岡 大司先生

   

4/25岸和田市民病院「痛みの教室」

痛みの教室を開催しています(次回日程 4月25日)

内 容

①がんの痛みへの基本的な対処方法に関する学習会(約45分)
②がん患者さん・ご家族での意見交換(約30分)
*学習会(内容①)のみの参加も可能です。

対象

 癌患者さんとそのご家族(岸和田市民病院以外の患者さんも参加できます)

日時  2017年4月25日 13時15分~14時30分(開場は13時)

場 所
    市立岸和田市民病院 2階外来C 看護専門外来2・栄養指導室

参加について 事前申込不用

 詳細は、岸和田市民病院のサイトをご覧ください。

  http://www.kishiwada-hospital.com/archives/3416

  



金沢大学がWHOの協力機関に指定
 日テレNEWS24 17/04/22付

 金沢大学が肝がんなど肝臓疾患の対策でWHO世界保健機関の協力機関に指定され、21日、記念式典が行われた。



CNET Japan 17/05/11付

金沢大学が肝がんと肝炎対策の分野で「WHOコラボレーティングセンター」に指定 -- 肝がん対策での指定は世界初

 金沢大学
 金沢大学(石川県金沢市)はこのたび、「WHOコラボレーティングセンター」に指定された。これは、世界保健機関(WHO)と協働してWHOの展開するプログラムを実施する組織で、同大は肝がんと肝炎対策の分野で指定を受けた。肝がん対策での指定は世界初、肝炎対策での指定は世界で4番目となる。

メタボ健診低調なら「罰金」増 受診率向上へ施策導入

  朝日新聞 2017/04/12付

 メタボ健診を受ける社員や職員が少ない健康保険組合や共済組合への「罰金」を増やします――。12日の経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)で、塩崎恭久厚生労働相がこうした施策の導入を表明した。健康維持を促し、将来の医療費削減につなげる狙いがある。
(略)
 塩崎氏は諮問会議で、25年の医療の提供体制を示す「地域医療構想」を実現させるための計画も表明した。入院ベッドの機能を転換してもらう個別の病院名や病床数などを具体的に示す事業計画を策定した都道府県に対し、財政的に支援。入院ベッドの削減を後押しする方針だ。(水戸部六美)


従業員の健康重視 企業に優遇策検討 政府方針

  朝日新聞 2017/04/15付

 政府の成長戦略をつくる「未来投資会議」が14日開かれ、従業員の体調管理を重視する「健康経営」を実行する企業に対する優遇措置を作る方針が示された。生産性の向上や医療費の節約につながるというのが理由で、健康経営に取り組む企業の健康保険組合の負担を軽くするという。
(略)

 健康経営を心がける企業の健保組合は、後期高齢者医療制度に基づいて負担する「支援金」を安くすることで優遇。一方で、消極的な企業は負担を重くし、アメとムチを使い分ける。

 さらに、健保組合ごとの従業員の健康状態や医療費などを全国平均と比較して企業経営者らに通知し、取り組みを進めるよう求めていく。

※首相官邸 政策会議 4/14「未来投資会議(第7回)」
   資料5.厚生労働大臣提出資料

CBnews 17/04/20付

【副作用情報】抗がん剤キイトルーダに心筋炎 
厚労省が添付文書改訂を指示


 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は20日、新たに重大な副作用が確認された医療用医薬品の添付文書(使用上の注意)について、厚生労働省が改訂の指示を出したと発表した。改訂の指示のあった医薬品は以下の通り。
 〔ペムブロリズマブ(遺伝子組み換え)〕商品名はキイトルーダ点滴静注20mg、同100mg。(略)
「重大な副作用」の項目に「心筋炎」を追記。海外で症例が集まり、医薬品の承認取得者が作成する文書「CCDS」が改訂されたことなどを踏まえ、添付文書を改訂することが適切と判断した。

第3期がん対策基本計画、「がんの克服」をスローガンに掲げる--がん対策推進協議会
  メディ・ウォッチ 17/04/18付


 今年度(2017年度)からの「第3期がん対策推進基本計画」では、『がんの克服』をスローガンとして掲げ、全体目標として▼がん予防▼がん医療の充実▼安心して暮らせる社会の構築(共生)―の3項目を設定し、とくに「1次予防」や「ゲノム医療」「希少がん・難治性がん対策」「緩和ケアの推進」「がん患者の就労を含めた社会的な問題の解決」などを重点分野に定め、精力的な取り組みを行う--。

 このような方針が13日に開催された「がん対策推進協議会」で固まりました。

 http://www.medwatch.jp/?p=13346

 4月13日、第66回がん対策推進協議会が開催されました。
 配付資料は以下にあります。

 ■第3期がん対策推進基本指針素案たたき台が以下に示されています。

日経メディカルOncologyリポート

レポート◎変わる消化器癌の腹腔鏡下手術

腹腔鏡下肝切除術が国内外で大きく進展、膵臓でも始動

上尾中央総合病院 肝胆膵疾患先進治療センター長・消化器外科科長

若林 剛 氏に聞く

2017/4/12 森下紀代美=医学ライター

 腹腔鏡下肝切除術が国内外で急速に進展している。きっかけとなったのは、2014年に岩手県盛岡市で開催された第2回腹腔鏡下肝切除術国際コンセンサス会議(ICCLLR2014)。この会議では、20148月までに発表された463の論文から、腹腔鏡下肝切除術が行われた計9527症例のデータをベースに検討が行われ、推奨文が作成された。

 患者の安全性を確保する観点から推奨されたのは次の3点。切除範囲が大きな肝切除(亜区域切除や1区域切除以上)では前向き全例登録を行うこと、Difficulty score(困難性スコア)を用いて術前に手術の難度を推定し各外科医の技術に合った患者選択を行うこと、術式の標準化と教育組織を構築すること――である。


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