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多発性骨髄腫治療、新薬で選択肢拡大 ~医師「予後改善に期待」~2025:10:08:13:29:10

https://medical.jiji.com/topics/4036


多発性骨髄腫は、リンパ球の一種の形質細胞ががん化する病気だ。高齢者に多く、それぞれの英語の頭文字を取って「CRAB症状」と呼ばれる高カルシウム血症、腎障害、貧血、骨病変(骨折など)が起きるという特徴がある。

 多発性骨髄腫にはさまざまな治療薬があるが、多くの患者は再発を繰り返し、最終的には薬が効かなくなる「治療抵抗性」の状態になるケースが多い。海外のデータでは、治療で効果があった患者の割合は約3割で、全生存期間の中央値は12.4カ月だ。

 こうした課題を克服する新薬として、二つの異なる抗原に結合する「二重特異性抗体」のタービーが発売された。タービーは多発性骨髄腫細胞に特異的に発現する受容体と、免疫システムの一つであるT細胞の表面に発現するCD3と呼ばれるタンパク質を結合させることでT細胞が腫瘍細胞を攻撃する仕組みだ。→→


時事メディカル 2025/10/01 05:01