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【がん電話相談から】前立腺がんの50代男性 手術か放射線治療か 尿漏れ、性機能障害の可能性は2024:01:31:14:57:43

https://www.sankei.com/article/20240123-FDGEJBMO3FKZRDKRP6ZF3YD7JE/

 

   回答 がん研有明病院 副院長 泌尿器科部長 米瀬淳二医師 医師

--令和5年6月の検診でPSA(前立腺特異抗原)値が4・9と判明。その後の精密検査で、悪性度を示すグリーソンスコアは7、前立腺生検で組織12本中6本にがん細胞が見つかりました。前立腺の右側に腫瘍があり、MRIで約6ミリ大でした。CTなどで転移はありませんでした。

「病期分類はT2a、N0M0(リンパ節転移も遠隔転移もない状態)です。中間リスクの限局性前立腺がんとして主治医から根治治療に手術か放射線治療のどちらかを勧められているのですね」

--そうです。

「放射線治療では、グリーソンスコアが4+3の7であればホルモン治療併用の外照射、小線源治療が選択肢となります。グリーソンスコアが3+4の7であれば小線源単独治療も選択肢になります。小線源治療は放射線を発する小さな『線源』を前立腺に埋め込み、内部から放射線を照射します。放射線治療の副作用として、治療初期に起こる急性期の下痢、血尿、血便、頻尿、排尿困難などや、しばらく時間がたってから起こる血尿や血便などがあります」~~

 

産経新聞 2024/01/23 09:00