がん関連ニュースヘッドライン > がん患者を惑わす不正確な医療情報 動画で次々、増す影響力【一部有料記事】

がん患者を惑わす不正確な医療情報 動画で次々、増す影響力【一部有料記事】2023:10:27:13:35:05

https://www.asahi.com/articles/ASRBN7RSVRB5UTIL01K.html


動画投稿サイト「YouTube」(ユーチューブ)が、がん治療に関する誤った情報の削除を始めることを明らかにした。インターネット上にはがんに関して科学的根拠に基づかない情報も多く、治療の選択に重大な影響を及ぼしかねないと懸念されている。

 「非常によいこと。誤った情報が表示されないよう、改善の一歩にしてほしい」。国立がん研究センター(東京)のがん対策情報センター本部・若尾文彦副本部長は話す。

 国立がん研究センターが患者や家族向けに運営する「公式チャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCicLjKtxm1uIyHKw12RW1Qw )では、「肺がん」「食道がん」といったがん種別の症状や治療法、薬の情報などを説明する630以上の動画を発信する。

 ただ、どの情報が患者のもとに届きやすいかは、プラットフォーマー側の仕組みにも左右される。検索でどのサイトが上位に表示されるかは、検索エンジンが定める「アルゴリズム」によって変わるからだ。また、ユーチューブの場合は、似たような動画が次々に「関連動画」として表示される仕組みもある。

~~

 

朝日新聞アピタル(上野創) 2023/10/25 12:00