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大阪大学、がん種を横断したゲノム解析で複数のがんに関与する遺伝的素因を発見2023:07:20:16:14:03

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大阪大学の研究グループは、計118万人のヒトゲノム情報を用いて大規模なゲノム解析を実施し、がんにおける「遺伝的素因」に影響を与える遺伝子多型(ゲノム配列上に存在する個人差)を新たに10か所同定した。

がんの発症には、各個人の「遺伝的素因」(生まれ持ったがんへのかかりやすさ)が関与していることが知られている。これまで、各がん種の発症に影響を与える遺伝子多型が数多く同定されているが、多くは欧米人のゲノムデータによる研究である。遺伝的素因が人種間で異なっている可能性もあることから、今回、バイオバンク・ジャパン(日本)やUKバイオバンク(英国)などで収集された日本人および欧米人集団からなる計118万人のゲノムデータを活用し、13種類のがんを統合した大規模なゲノムワイド関連解析(GWAS)を実施した。~

 

大学ジャーナルONLINE 2023/07/06