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【がん電話相談から】進行卵管がんの再発予防は?/分子標的薬の併用維持療法を2023:05:14:14:59:43

https://www.sankei.com/article/20230509-7DSIX77L6ZM2PCXXT4XKUSA6A4/

 

回答 がん研有明病院元婦人科部長、瀧澤憲医師


Q 60代女性です。60代女性です。昨年12月に大量腹水で受診し、卵巣がんの疑いで審査腹腔(ふくくう)鏡手術を受けました。がんは腹腔内に広がり(腹膜播種=はしゅ)、一部の腫瘤(しゅりゅう)を切除。右卵管原発の悪性度が高い漿液性(しょうえきせい)腺がんで、進行期はⅢC期でした。そのため、抗がん剤のパクリタキセルとカルボプラチンの併用化学療法(TC療法)を3サイクル実施し、腫瘍マーカーCA125が4000以上から100程度になったあと、開腹手術(化学療法の途中でがんを摘出するIDSという手術)で子宮、両側の卵巣・卵管、大網を切除しました。また直腸前面の病巣は直腸低位前方切除・吻合(ふんごう)術(病巣のある直腸の部分を切除したあと、両端にあるS状結腸側と肛門側の直腸を縫合する手術)で切除しました。

このような手術をする前に、なぜ審査腹腔鏡手術が必要だったのか。目的を教えてください。

 

産経新聞 2023/05/09 08:40