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8/26 抗がん剤「アブラキサン」 供給一時停止見通し 治療影響懸念も2021:08:26:05:59:45

抗がん剤「アブラキサン」 供給一時停止見通し 治療影響懸念も

 21/08/26 NHKニュース 

 すい臓がんなど複数のがんに使われる抗がん剤の供給が、ことし10月以降、一時的に停止する見通しになっていることがわかりました。関連する学会は、薬の投与が不可欠な患者を優先し代替治療ができる場合は切り替えを検討するよう、医療関係者に協力を求めることにしています。
 この抗がん剤は大鵬薬品が販売する「アブラキサン」で、すい臓がん、乳がん、胃がん、肺がんの治療に使われ、国内では年間4万人が使用しています。
 会社によりますと、輸入しているアメリカのメーカーから「製造工程の定期的な検証で再評価が必要となった」と連絡があったということで、すでに出荷調整に入っていて、ことし10月以降、少なくとも4週間は供給を一時的に停止する見通しだということです。
 現在、流通している薬の品質に問題はないとしています。
 日本臨床腫瘍学会によりますと、使用している患者のうち、すい臓がんの患者の中には代替薬がないケースもあり、治療への影響も懸念されるということです。
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210826/k10013223701000.html