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7/15 抗がん剤のしびれ、手袋とストッキングで予防 京大など臨床研究へ2021:07:16:04:03:34

抗がん剤のしびれ、手袋とストッキングで予防 京大など臨床研究へ

  毎日新聞 21/07/15

 乳がん患者が抗がん剤を使うと手足がしびれる副作用を、手袋とストッキングを着用することで防ぐ臨床研究を、京都大などの研究チームが近く開始する。しびれが強いと、箸の使用や歩行が困難になるなど日常生活に影響し、治療の中断を余儀なくされたり、がんが治ってもしびれが残ったりする課題がある。効果と安全性を確かめ、早ければ2028年の実用化を目指す。

  https://news.yahoo.co.jp/articles/1e4a42fcd4b265e07e8ae119a64e84c7c2b5ff85

 

■京都大学

弾性圧迫グローブ・ストッキングを用いた圧迫療法による化学療法誘発性末梢神経障害発症軽減の臨床研究を開始します 

  
 戸井雅和 医学研究科教授、川口展子 医学部附属病院特定病院助教、露木茂 大阪赤十字病院乳腺外科主任部長らの研究グループは、タキサン系抗がん剤投与後の副作用で患者の生活にダメージを与えている化学療法誘発性末梢神経障害(Chemotherapy-Induced Peripheral Neuropathy: CIPN)の予防・軽減を目的とした乳がん患者に対する臨床研究を開始します。

クラウドファンディングをはじめました 

乳がんの抗がん剤治療における、手足のしびれ予防を目指す臨床研究を

 乳がんの抗がん剤治療では、およそ7割* の患者さんに「手足のしびれ」の副作用が出てしまいます。それぞれの患者さんで程度は異なりますが、悪化すると今までどおりの日常が過ごせなくなることもあります。この状況を改善すべく、これまで研究を進めてまいりました。

 今回のクラウドファンディングでは、私たちが開発した「弾性圧迫グローブ・ストッキング」が患者さんの「手足のしびれ」の予防に有効か検証するための臨床研究にかかる費用、計2,000万円を募ります。

  https://readyfor.jp/projects/KBCRN-A004