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10/16 抗がん剤休止 覚悟していたその日...2021:10:17:07:34:25

抗がん剤休止 覚悟していたその日...54歳記者のがん日記―本当の闘い〈1〉

 54歳記者のがん日記
 新潟日報モア 21/10/16
 闘病生活を始めて3年3カ月。検査結果を受け、筆者は主治医から抗がん剤治療打ち切りを勧められた。「いよいよ最終章の幕が上がった。この先、どれほどの困難が待ち受けているのか分からないが、体の許す限り、最後の闘いをつづっていきたい」。連載「54歳記者のがん日記」再開―。
 ついに、その日がやってきた。
 「抗がん剤治療をやめるのが、一番いい選択だと思います」
 主治医にそう告げられたのは、19都道府県に出ていた緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置が全面解除された10月1日のことだった。抗がん剤治療打ち切り後は、がんによる苦痛を和らげる緩和ケアに移行するという。いわゆる終末期医療である。
 がんセンター新潟病院の診察室で主治医に示された前日のコンピューター断層撮影(CT)検査と、この日の血液検査の結果は、治療打ち切りを受け入れざるを得ないものだった。
 https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20211016647805.html

 筆者はすい臓がんだが、がんの進行は転移した肝臓で顕著だった。CT検査では2カ月前と比べ、一見して肝臓が肥大しており、主治医によると「肝臓の右半分はほぼがんに置き換わっている」状態という。