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3/18 大腸内視鏡検査前の「腸管洗浄剤」使用による死亡事例が頻発、リスク認識し、慎重な適応検討を2020:03:18:07:09:34

大腸内視鏡検査前の「腸管洗浄剤」使用による死亡事例が頻発、リスク認識し、慎重な適応検討を
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  GemMed 20/03/18

日本で唯一の医療事故調査・支援センター(以下、センター)である日本医療安全調査機構は3月16日に、10回目・11回目の「医療事故の再発防止に向けた提言」として『大腸内視鏡検査等の前処置に係る死亡事例の分析』『肝生検に係る死亡事例の分析』を作成・公表しました。

本稿では10回目の提言「大腸内視鏡検査等の前処置に係る死亡事例の分析」に焦点を合わせ、11回目の提言「肝生検に係る死亡事例の分析」は別稿でお伝えしましょう。

大腸内視鏡検査の前処置である「腸管洗浄剤」使用による死亡事故は2015年10月以降、12例発生しています。腸管洗浄剤使用にはリスクがあることを医療現場が十分に認識するとともに、X線撮影などを活用してハイリスクの「腸管狭窄が疑われる患者」を把握し、腸管洗浄方法や検査方法なども含めた慎重かつ十分な適応検討が求められるとセンターは提言しています。

  https://gemmed.ghc-j.com/?p=32960