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20/10 がん検診で見過ごせない受診者の「不利益」2020:02:15:03:44:50

がん検診で見過ごせない受診者の「不利益」
中山富雄氏 国立がん研究センター 社会と健康研究センター検診研究部部長
  Beyond Health 20/02/10
 超高齢社会を迎えて健康寿命への関心が高まる中、特に三大死因の1つ「がん」予防への取り組みとして、従来のがん検診に加え、リキッドバイオプシーや線虫など新技術によるがんスクリーニング検査に注目が集まっている。早期発見・治療によるがん死亡率の低減が期待される一方、偽陽性だった場合の心理的・身体的負担、寿命に影響しない進行の遅いがんや微小がんが過剰に見つかるなどの不利益が懸念されている。厚生労働省「がん検診のあり方に関する検討会」構成員で、がん検診の有効性評価や精度管理に詳しい国立がん研究センター社会と健康研究センター検診研究部部長の中山富雄氏に話を聞いた。
(聞き手は大滝 隆行=Beyond Health)
 各市区町村で行われる対策型がん検診や、人間ドックで行われる任意型がん検診を含めて、がんスクリーニングは「がんが全身に広がる前の小さな塊の段階で発見して、丸ごと手術などで取り除けば、がん死亡を免れる」という考えの下、受診が進めばがんの発見率が高まり死亡も減らせると期待されていますが、そういう認識でよろしいですか。

  https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/keyperson/19/00030/