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12/4 厚労省 がん全ゲノム解析で「当初から産業利用視野にデータ利活用体制構築」2019:12:05:04:46:27

厚労省 がん全ゲノム解析で「当初から産業利用視野にデータ利活用体制構築」 
 ミクスonline 2019/12/04

 厚生労働省の「がんに関する全ゲノム解析等の推進に関する部会」は12月3日、議論を取りまとめた。がん全ゲノム解析の利活用を通じ、革新的新薬を創出し、プレシジョン・メディシンの実現に向けて加速することが期待される。報告書では、「創薬などの産業を活性化させるため、当初から産業利用も視野に入れたデータ利活用体制を構築する」ことを盛り込んだ。収集する検体数について記載は見送ったが、実臨床への応用を重視することを前面に打ち出した。欧米でのがんゲノムデータベースの構築が進むなかで、「海外に遅れを取らないようスピード感を重視すべき」とも指摘。産官学が一体となったオールジャパン体制でがん全ゲノム解析を推進する必要性を強調した。

 全ゲノム解析をめぐっては、6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針」でも、数値目標や人材育成・体制整備を含めた具体的な実行計画を、2019年中を目途に策定することが盛り込まれており、同部会で検討が進められてきた。

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