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12/02 2022年夏にがん携拠点病院の指定要件見直し、高度型の意義、診療実績・体制要件等を議論―がん拠点病院指定要件WG2021:12:03:09:33:12

2022年夏にがん携拠点病院の指定要件見直し、高度型の意義、診療実績・体制要件等を議論―がん拠点病院指定要件WG

  GemMed 21/12/02

2022年夏に
「がん診療連携拠点病院」の指定要件(整備指針)
を見直す。例えば「望ましい要件の趣旨・意味」「高度型拠点病院の存在意義」「診療実績要件や体制要件の在り方」などの見直しを進めていく―。

11月30日に開催された「がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ」(以下、ワーキング)で、こういった議論が始まりました。来夏(2022年夏)の指定要件見直しに向け、ワーキングの藤也寸志座長(国立病院機構九州がんセンター院長)は「来年(2022年)6、7月までに意見をまとめる」考えを示しています。

  https://gemmed.ghc-j.com/?p=44702


※厚労省 がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ 第7回(21/11/30) 配布資料

2022年夏に「がん診療連携拠点病院」の指定要件を見直し

 我が国では「がん」が死因第1位を独走しています。そうした中で「日本全国のどの地域に住んでいても、優れたがん医療を受けられる体制を整える」(均てん化)という方針の下、我が国では、▼高度ながん医療を提供する「がん診療連携拠点病院」等▼小児特性に踏まえた高度がん医療を提供する「小児がん拠点病院」等▼ゲノム解析結果を踏まえて適切ながん医療提供を目指す「がんゲノム医療中核拠点病院」等―の整備が進められています。

ただし、がん医療の高度化(例えば新たな医療技術の開発・普及など)、患者ニーズの多様化など、がん医療を取り巻く環境は絶えず変化するため、指定要件については定期的に見直すことが求められ、▼成人拠点・小児拠点では4年に一度▼ゲノム拠点では2年に一度―見直すこととされています。