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7/15 血液から最適な抗がん剤を選択する検査(リキッドバイオプシー)2021:07:16:07:07:19

血液から最適な抗がん剤を選択する検査(リキッドバイオプシー)、2021年8月に初めて保険適用―中医協総会(2)

 GemMed 21/07/15

  血液を検体として、鑑別かつ迅速に、がん患者の複数の遺伝子変異を一括して検出する「遺伝子パネル検査」を8月から保険適用する―。

  7月14日に開催された中央社会保険医療協議会・総会では、こういった点の審議も行っています。がん患者にとって「効果的な治療法を選択する」ための重要な武器がまた1つ増えたことになります。

組織検体を採取できない場合などでも、血液を検体として「最適な抗がん剤」を探る

  ゲノム(遺伝情報)解析技術が急速に進む中で、「Aという遺伝子変異の生じているがん患者にはαという抗がん剤投与が効果的である。一方、Bという遺伝子変異のある患者にはβとγという抗がん剤の併用投与が効果的である」などの情報が明らかになってきています。こうしたゲノム情報に基づく治療法(抗がん剤など)の選択が可能となれば、1人1人のがん患者に対し最適な治療法を提供することができ(効果の低い治療法を避け、効果の高い、最適な治療法を優先的に実施できる)、▼治療成績の向上▼患者の経済的・身体的負担の軽減▼医療費の軽減―などにつながると期待されます。


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