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10/17 がん・難病の全ゲノム解析、日本でも検討開始2019:10:18:07:38:36

がん・難病の全ゲノム解析、日本でも検討開始
 第1回がんに関する全ゲノム解析等の推進に関する部会
 m3.com 2019年10月17日 坂口恵(m3.com編集部)

 厚生労働省は10月16日、第1回がんに関する全ゲノム解析等の推進に関する部会を開催した。がんに対する全ゲノム解析の推進は、2019年6月に閣議決定された「成長戦略実行計画・成長戦略フォローアップ・令和元年度革新的事業活動に関する実行計画」と「経済財政運営と改革の基本方針2019」に盛り込まれた。
 がんや難病の早期診断や創薬・個別化医療の実現を目指して、同部会では、既に国家プロジェクトで10万の全ゲノム検査を実現した英国の事例などを参考にし、日本での数値目標・体制整備を含めた実行計画を、2019年中を目途に策定。同部会と同時に設置した「難病に関するゲノム医療の推進に関する検討会」での検討内容を最終的に統合し、がん・難病の全ゲノム解析の実行計画をとりまとめる予定だ。部会長には、山口建・静岡県立静岡がんセンター総長を選任した。(資料は、厚労省のホームページ)。
 

 ※厚労省 がんに関する全ゲノム解析等の推進に関する部会
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kenkou_514424_00001.html
【厚労省】癌治療にも全ゲノム解析‐実行計画策定へ議論開始
薬事日報 19/10/21付
  厚生労働省の「がんに関する全ゲノム解析等の推進に関する部会」が16日に初会合を開き、ヒトの全遺伝子情報を網羅的に読み取る「全ゲノム解析」を癌治療に導入する実行計画について議論した。構成員からは、創薬への活用のために産業利用を想定した体制整備や、日本の優位性を見出した上で迅速に取り組むことなどを求める声が上がった。年内をメドに「難病に関するゲノム医療の推進に関する検討会」と共に実行計画を策定する予定だ。

 
 政府は、癌と難病の領域でゲノム医療を推進するため、年内をメドに数値目標や体制整備などを記載した具体的な実行計画を策定する方針を示しており、部会では、癌に対する全ゲノム解析を実施する目的や必要性、対象疾患、体制整備など専門を具体的に検討していく。
  https://www.yakuji.co.jp/entry75137.html