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8/27 希少がんの新規治療開発プロジェクトで連携協定-国がんと希少がん患者会ネット2018:08:28:07:46:00

希少がんの新規治療開発プロジェクトで連携協定-国がんと希少がん患者会ネット


QLifePro 18/08/27

16の希少がん患者会が加盟する患者会ネットワーク

  国立がん研究センターと日本希少がん患者会ネットワークは8月23日、希少がんの新規治療開発とゲノム医療を推進するMASTER KEYプロジェクトにおける連携協定を締結したと発表した。
  MASTER KEYプロジェクトは、2017年5月より国立がん研究センター中央病院で開始した産学共同プロジェクトで、希少がんのレジストリ(疾患登録)研究とバスケット試験から構成される。レジストリ研究では、希少がん患者の診療情報やそれぞれのがんが有する遺伝子異常の情報、治療の効果を含む網羅的なデータベースを構築することを目的としている。また、バスケット試験とは、標的とする遺伝子変異のある希少がんを有する患者であれば、がん種に関係なく参加できる臨床試験のことを指す。このプロジェクトでは多くのバスケット試験を実施することで、これまで治療の機会が限られていた希少がん患者に対して、臨床試験への参加を通じたより多くの治療の機会を提供することを目的としている。2018年8月23日現在、11社の企業が参加する、世界的にも初めての試みである。