腹腔鏡下手術2011:03:09:18:02:13

腹腔鏡下手術とは、腹壁を大きく切開せずに、腹腔内(腹部の胃や腸が入っているスペース)に炭酸ガスを注入してふくらませることにより術者の視野と作業空間を確保し、腹腔鏡という内視鏡による手術を行うことです。
早期胃癌、早期大腸癌の手術などに用いられるようになり、産婦人科領域でも子宮筋腫や子宮癌の手術までにも用いられるようになってきました。
胸腔鏡下手術と同じく、体の負担が少なく、回復も早いという長所があります。

一方、病気によっては腹腔鏡でやりきれない場合があったり、出血が起こった時に止血がしにくいという短所もあります。患者の病態により適用・不適用が決まりますので、主治医とよく相談した上で治療する必要があります。