インターフェロン療法2011:03:17:09:20:31

インターフェロンは、動物体内で病原体(特にウイルス)や腫瘍細胞などの異物の侵入に反応して細胞が分泌する蛋白質のことです。ウイルス増殖の阻止や細胞増殖の抑制、免疫系および炎症の調節などの働きをするサイトカインの一種です。

医薬品としてはB・C型肝炎・多発性骨髄腫等の悪性腫瘍の治療に用いられています。

またα、β、γ、ωの4つの型があり、がん治療に使われているインターフェロンは下記の通りです。
○IFNα:「スミフェロン」:腎癌・多発性骨髄腫・慢性骨髄性白血病・ヘアリー細胞白血病
      「オーアイエフ」:慢性骨髄性白血病、腎癌
○IFNβ:「フエロン」:膠芽腫・髄芽腫・星細胞腫・悪性黒色腫
○IFNγ1a:「イムノマックス」:腎癌、慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減